Breeze in Savanna

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日記

私の日々の生活や、思ったことなどを書きためて行こうと思います。
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井上流サファリの極意 2016/12/11
サバンナを愛する人たちの会・サバンナクラブに入って25年くらいになるだろうか。
初期の頃はよく会合にも参加していたが、開業してからは、会が開かれる土曜日は診療が一番忙しい日。
この11年間ほとんど参加できずにいた。
日本では会えなくても、会員の方とはアフリカのサバンナや私の写真展会場で時々お会いしていた。
その時、「いずれ今までのサファリの集大成の話をいずれさせてください」とお願いしてあった。
クリニックの土曜日午後の診療を8月から予約制にしたので、終了時間がそれほど遅くならなくなったのを機会に話す機会を設けてもらった。
そして10日の土曜日、診療が終わってから神保町の会場に出向いた。
タイトルはMy best Safari。
動物ごとの最高のサファリの様子を話した。
過去に1回のサファリの様子を話したことは何度かあるが、このようにまとめを話すのは初めてだった。
9月くらいから少しずつ準備を始め、500枚以上あった候補作から、削りに削って150枚に厳選した。
出会いがしらによい写真が撮れた時ではなく、予測し・粘ってよい写真が撮れた時を選択した。

経験のない方は、現地のドライバー任せにサファリをせざるを得ない。
僕も最初はドライバーに任せていたが、経験を積むに従って、独自の手法を編み出していった。
現地のベテランドライバーも、僕とサファリをしていると、なぜここで止まるのか、なぜこれほど同じ場所で待つのかが分からないことがよくある。
それほど僕のサファリは、光の捉え方、狙うシーンが他のプロ写真家とは違うらしい。
それが写真の独自性になっていると思っている。

撮れなかった初期の頃から、どのような考えで、何をねらい、そしてそれらをゲットしてきたかという、井上流サファリの極意について話した。
レイヨウ類やサルを除くほとんどの動物でそれらの話をした。
前後半に分けて、1時間半ほど話しただろうか。
1日の外来でしゃべり続けた後なので、後半は声が出ずらく、多少お聞き苦しい点もあっただろうが、僕のサファリの様子は十分に伝わったものと思う。

My best Safari 2016/12/06
10日の土曜日、サバンナクラブで『My best Safari』というタイトルで講演する。
講演では、いつも生命の話をしているが、今回は純粋に楽しいサファリの話だ。
動物ごとに最高だったサファリのシーンを話す予定。
出会いがしらに偶然にもよい写真が撮れたときではなく、予測し、粘って結果としてよい写真が撮れた時を選んでみた。
写真がうまいわけでもないし、メカにも弱い僕が、なぜ作品を創りだし続けてこれたのか・・・・・。
井上流、サファリの極意が分かっていただける内容にしようと思っている。

写真集の最終色校正 2016/12/01
昨日、写真集の最終色校正を行う。
初稿に比べると各段に色がよくなってきている。
微妙な調整はまだ必要だが、後は構成の三村淳に一任ということで、僕のやることは終了した。
昨年の秋から打ち合わせに入り、1年以上かかってようやく念願だったいのちの写真集が出る。
アフリカに通い続けて30年だが、この20年間取り組んできたいのちとは何か、の答えを詰め込んだ、どこまでも美しい本に仕上がっている。
年内に書店に並ぶ予定だったが、多少の遅れが生じ、書店に並ぶのは来年早々にずれ込むようだ。

これからは、写真展の準備と写真集の売り込みのために忙しくなる。

写真集『Symphony of Savanna』進捗状況 2016/11/22
昨日写真集『Symphony of Savanna』の色校正をおこなった。
文章もほぼ出来、あと1回の色校正でいよいよ印刷に入る。
予定通り12月中に出版できそうだ。

生命の表現者を目指して約20年。
第1弾の写真集『Love Letter』では十分な表現ができなかった。
あれから13年の時を経て、より生命の本質に近付ける内容になったと思う。
アフリカに通い始めて30年。
やっと納得できる写真と文章の組み合わせの本ができた。
印刷は高精細で美しいです。
写真の説明はほとんどなしで、文章は私がサバンナで感じたこと、生命に対して思索し続けてきたことに絞っています。
難解に思われる人もいるでしょうが、何度も何度も写真を観、文章を読み返していくと生命の本質、生きる意味が分かってくると思います。

「どのアフリカの写真集よりも美しく、どの哲学書・宗教書よりも生命の本質に迫った本」というコンセプトで創りました。

命を超えたいのちの存在 2016/11/07
12月中旬出版予定の写真集の前書き、後書きの打ち合わせを行う。
後書きでは、私が20年問い続けてきた生命について書いた。

私は自然を観続けていると、創造主の大いなる意思を感じてきた。
通常われわれが捉えている生と死のある命を超えた「いのち」の存在を感じるのだ。

今回は、命といのちの関係、生命とは何か、どう生きるのか、という永遠の難題に挑んだ。
この難解なテーマを宗教・哲学的側面だけではなく、科学的に捉えようと苦心した。
その物理学的意味や、脳科学的特徴について問い続けながら、何度書き直したのだろう。
1000回は下らないはずだ。

一般の人にも分かるように苦慮してきたが、本日の打ち合わせでやっと編集者のOKがでた。
後輩に読んでもらったら、「鳥肌がたった」と評価してもらった。

生命の表現者を目指して20年。
やっとそれが形になりそうだ。

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