感染都市
2009 年 04 月 30 日
いよいよ新型インフルエンザがパンデミックをおこしそうである。 本日警戒レベル4から5に上げられたが、早晩6になるのではないだろうか。 僕はゴールデンウィーク中かその後に日本でも感染拡大がおこる可能性があると思っている。 うちのクリニックでは連日対策について話し合っているが、一般の多くの人は他人事である。 「海外旅行に行くからタミフルをください」というのんきな患者も何人か来る。 タミフルの確保が難しくなっている現状では、遊びに行く人の予防のために出せる余裕はないので、自粛するように説得している。 いつも思うのだが、無知とは怖いものである。 パンデミックの怖さを様々なメディアで放映しているが、想像できないのだろう。 恐怖をあおる気はないが、パンデミックを防ぐために多少神経質すぎるくらいのほうがよいはずだ。 僕がうちの職員に観るように勧めているDVDがある。 『感染都市』というドイツ映画である(日本の『感染列島』という中途半端な映画ではない)。 パンデミックのシュミレーションとしてはとてもよくできていると思う。
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