Breeze in Savanna

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日記

私の日々の生活や、思ったことなどを書きためて行こうと思います。
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不都合な真実 2 2017/11/22
家内と映画『不都合な真実2』を観に行った。
これは米国・元副大統領のアル・ゴアの地球温暖化を防止するための戦いを描いた映画である。
当時から、「化石燃料を燃やして排出された二酸化炭素などが地球温暖化の原因である」という意見には反対が少なくなかった。
発展を望む開発途上国はこの意見を認めたくないし、先進国でも経済を優先させる考えの人たちからは反対意見が続出した。
しかし、われわれが化石燃料を燃やし、それによって出てくる二酸化炭素が温暖化の原因の一つになっていることは間違いない。
前作から10年の時がたち、これが温暖化の主因であることは疑う余地はなくなってきた。

しかし、いまだに認めようとはしない敵は多い(トランプ大統領など)。
地球を愛し、後世の人たちになるべくよい形で地球環境を残しておきたいと願う愛ある人達は、この現状を憂いているだろう。
だが、化石燃料消費を控え、便利な生活を諦めることは容易ではない。
具体的にどうしたらよいか、分からないでいる中、ゴア氏は幾多の困難にも負けずに闘い続けている。

家内は「ゴアはなんと強いのだろう」という意見だったが、僕は「なんと幸せなのだろうか」と思った。
自分の信念を貫き、困難と闘いながらその道を求め続けることが、男の一生としてもっとも幸せな生き方だと思っているからだ。

奴隷制の廃止、女性の参政権取得、アパルトヘイト廃止など、解決がまったく困難と思われる問題が、時間の経過とともに解決されてきた。
多くの抵抗にも関わらず、それらが廃止されたのは、間違ったシステムだったからだ。
今の化石燃料に依存した生活は、いつかは変えざるを得ないことは明確である。
何が大切なのかを考えた場合、向かう方向性は明確で、「世界が一致して温室効果ガス削減に向かい、目標をクリアするという転換点が近い」というゴアの力強い演説内容が実を結ぶ時は必ずやってくるはずだ。
後世の人たちのためにそうなることを願いたい。

母の退院 2017/11/19
90歳の母が転倒して骨盤骨折を起こしたのが2016年12月。
市立病院に緊急入院して退院したのが今年の2月。
この退院は奇跡だと喜んだのもつかの間、すぐに強い痛みが出て再入院になった。
再入院後、多少改善傾向がみられたが、「もうやることがないので転院を」という市立病院の対応の悪さに見切りをつけ、知り合いになったドクターが院長をしている読売ランド・慶友病院に転院したのが3月のことだった。
ここは素晴らしい病院だった(費用は高いが・・・・・)。
僕と同じで過敏体質で、空調の風があたるのを嫌う母もここの設備と対応には満足し、闘病に励んだ。
安静で痛みが消えた後は、ゆっくりリハビリをおこなってついに退院の運びとなった。
90歳での骨盤骨折。
通常は寝たきり、認知症のコースをたどるのが一般的だろう。
入院後一度も不穏状態にならず、認知症の兆候がまったくでないまま退院することができたのは、本人の資質や努力もあるが、ひとえに慶友病院のドクター、スタッフの方々のおかげだと思っている。
長い間、お世話になりました。

土曜の会合 2017/11/14
土曜日の忙しい外来が終わると、ほっとする。
やっと1週間が終わった・・・・。
じっくり休みたいと思うのだが、その後に会合があることも少なくない。
疲れ果てているので通常はほとんど出ないのだが、今回は新宿で大学病院の医局の集まり(一二三会)があり、幹事を仰せつかっていたので参加した。
同級生と分担で司会をし、珍しく2次会にも出席した。
行く前は腰が重いのだが、出たら出たで楽しい。
医局員のご主人が慈恵医大の学長で、久しぶりに学長と話ができたし、ふだん会えない先生方とも話ができ、有意義な時間を過ぎすことができた。
もっとまめに会合に出席しなければ、といつも思うのだが・・・・。

素敵な答え 2017/11/13
先月中学校の道徳授業で「なぜ命は大切なのか」という講演をおこなった。
先生方はこれに答えを出そうと苦慮されているが、この問いに答えはない。
大切だと思う理由は多様だし、われわれは生き物を食べることで命をつないでいる以上、「命が大切」というのはきれいごとにすぎないと言われれば反論できない。
ただ一つ言えることは、自分、そして周りの人や生き物の命が大切だと思えることは幸せなことなのだ。
それは愛し・愛されているから。
大切なのは、愛し・愛され、それが当たり前ではなく、幸せなことだと思えることなのだと思う。

事前に生徒と先生方にこの質問をして、解答を書いて送ってもらった。
その中で素晴らしい解答があったので紹介したい。

なぜ命が大切なのかは、本当のところはわからない。
それは、命の尊さを感じる場面や存在しているありがたみなどは、人それぞれだと思うから。
私は、どうして命が大切なのかはわからないが、大切にされている事はよくわかる。
人に大切に思ってもらい、その命で、うれしさや、悲しみ、色んな感情をいだくことができ、生きていける。
そう思うと、どんな命も、誰かが大切に思うことで、その大きさが増すのだと思う。
人と人がつないでいるから、大切になっていくのだと思う。

中学2年の女子が書いてくれた意見。
今までたくさんの人に問うてきたが、一番素敵な答えだった。

奇跡の生還 2017/10/26
土曜日の混雑した外来途中、看護師からの「すぐ来てください」の声が聞こえた。
尋常ではないその響きに外来を飛び出した瞬間に目に入ったのは、倒れている患者さんの姿。
すぐに呼吸していないのが分かった。
脈も触れない。
心肺停止だ!
その中年の患者さんはたいした基礎疾患がなく、今回は発熱で受診。
インフルエンザの結果がでるまで、隔離のためバックヤードで待機していた矢先のことだった。
たまたま前を通った師長が呼吸状態がおかしいのに気づき、僕を呼んだのだ。
原因は分からないが、救急処置開始。
看護師たちは昨日救急の勉強会に出席し、今朝その手順を話し合っていたこともあり、対応は早い。
心臓マッサージが効いて、すぐに呼吸再開。
AEDが反応して、2度のカウンターショック後には心拍も戻り、血圧も上昇した。
救急車を呼び、労災病院に搬送した。

処置が早くて大丈夫だと思っていたが、本日家人が来院し、「話ができるぐらいに回復しました」と教えてくれた。
結局、原因は突然死の原因となるブルガータ症候群らしい。
突然の不整脈で心停止がおきたようだ。
今までドックでも心電図の異常は指摘されておらず、事前の診断は困難とのこと。

それにしてもいくつもの偶然が重なってこの方は助かった。
まず院内で心停止がおきたこと。
偶然看護師が呼吸状態がおかしいことを発見したこと(この時は心室細動で心臓停止と同じ状態だったはず)。
すぐに僕も看護師も対応できたこと(発見が数分遅ければ助からなかったか、脳に重大な障害を残しただろう)
院内にAEDを設置していたこと(おいていないクリニックのほうが多い)。
これらの偶然が重なって、助かったのだ。

まさに奇跡の生還だと思う。
開業して以来、AEDを使ったのは初めて。
というかこんなことは初めてだった。

搬送のために、待っていた外来の患者さんには迷惑をかけたが、ほとんどの方が午後もしくは翌週に再受診してくださり、「たいへんでしたね」とねぎらってくださった。
ご迷惑をおかけしました。

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