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今年は変化の年だった。 写真活動が動き始めたし、自分自身の体にも大きな変化を感じた。
写真活動は、開業以来多忙のためにあまり目立った活動ができずにいたが、久しぶりに写真展に挑戦した。 富士フイルムの審査に通り、1月〜2月に六本木ミッドタウンのフォトサロンで『サバンナ いのちの物語』を開催した。 1週間で1万人の方に来ていただき、高評価もいただいた。 次の写真展に結び付き、2017年2月22日からヒロトンホテルB1Fのヒルトピアアートスクエアで300周年記念写真展をおこなうことも決まった。
写真集も動き始め、ついに4冊目となる写真集『Symphony of Savanna』が12月末に完成した。 販売は2017年1月中旬頃になる。 これは私が問い続けてきた生命について表現したものだ。 「売る」ということを考えれば、もっと違った表現方法があったのだろうが、今回は30年の集大成ということで、内容はこだわらせてもらった。 生命とは本来難解なものだ。 それをどう表現するのか、多くの哲学者や宗教者たちは挑んできた。 これは僕の生命観をまとめたもので、後世に残る本にしたいという意気込みで創った。 従来の動物写真集とはまったく違ったものができたと思っている。 文章を理解することは難しいかもしれないが、何百回と観るごとに新しい発見のある写真集に仕上がったという自信がある。 自分の希望を通してもらった本なので、ぜがひでも売り込み頑張らねば・・・・・。
この写真集をつくってくれた新日本出版社の森さんとの出会いで、動物の赤ちゃんシリーズの写真絵本が2冊できた。 『シマウマの赤ちゃん』と『ライオンの赤ちゃん』だ。 写真は僕が担当し、文章は絵本作家のさえぐさひろこさん。 来年には『ゾウの赤ちゃん』が出る予定である。 写真絵本は、これで8冊(ゾウをいれると9冊)目になる。
写真展と写真集の動向によって、今後の活動の方向性が決まってくると思っている。 写真・表現活動がさらに進んでいくのか、いったん活動は休止状態となり充電期に入っていくのか。 まあ、出し尽くしたので、どちらでもよいと思っている。 そういえば、2003年もそうだった。 3冊目の写真集『Love Letter』が出て写真活動が広がると思ったが、そこで動きがピタッと止まった。 その変化に、写真に執着せずにクリニック開業に踏み切った。 結果としては、正解だった。 あれから13年。 今回はどうであろうか。
身体的には、年々変化は感じているが、今年はその変化が大きかったように思う。 7月にひどい副鼻腔炎になり、もともとある前立腺肥大による夜間頻尿と不眠症が重なり、夜ほとんど眠れない日々が続いて疲弊し、軽度のうつ状態になってしまった。 自律神経が乱れ、疲労が抜けず、2日ほど休診にしてしまった。 開業以来11年目にして体調不良で休んだのは初めてのことだ。。 回復に2か月かかった。 9月からは原因不明のしびれが続いている。 専門医に調べてもらったが、異常なし。 原因も不明で、自分的にはホルモン動態が大きく変化する男の更年期症状かもしれない、と思っている。 しかし、これも徐々に回復しつつある。 12月はとくに診療が忙しく、写真展・写真集の仕事や講演もあり、おまけに90歳の母が転倒骨折し、中旬からは連日のように見舞いに行くといった感じで超多忙だったが、今は元気だ。 まあ62歳の年齢の割には元気なのだろう。 家内の薦めでおこなっている運動の効果が大きいと思う。
来年はサバンナ30周年。 写真集も出て、記念写真展もある。 息子の受験もある。 母もベット上安静からリハビリ生活に入るだろう。 いろいろな面で、今年以上に変化の年になると思っている。 |
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