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日記

私の日々の生活や、思ったことなどを書きためて行こうと思います。
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素敵な答え 2017/11/13
先月中学校の道徳授業で「なぜ命は大切なのか」という講演をおこなった。
先生方はこれに答えを出そうと苦慮されているが、この問いに答えはない。
大切だと思う理由は多様だし、われわれは生き物を食べることで命をつないでいる以上、「命が大切」というのはきれいごとにすぎないと言われれば反論できない。
ただ一つ言えることは、自分、そして周りの人や生き物の命が大切だと思えることは幸せなことなのだ。
それは愛し・愛されているから。
大切なのは、愛し・愛され、それが当たり前ではなく、幸せなことだと思えることなのだと思う。

事前に生徒と先生方にこの質問をして、解答を書いて送ってもらった。
その中で素晴らしい解答があったので紹介したい。

なぜ命が大切なのかは、本当のところはわからない。
それは、命の尊さを感じる場面や存在しているありがたみなどは、人それぞれだと思うから。
私は、どうして命が大切なのかはわからないが、大切にされている事はよくわかる。
人に大切に思ってもらい、その命で、うれしさや、悲しみ、色んな感情をいだくことができ、生きていける。
そう思うと、どんな命も、誰かが大切に思うことで、その大きさが増すのだと思う。
人と人がつないでいるから、大切になっていくのだと思う。

中学2年の女子が書いてくれた意見。
今までたくさんの人に問うてきたが、一番素敵な答えだった。

奇跡の生還 2017/10/26
土曜日の混雑した外来途中、看護師からの「すぐ来てください」の声が聞こえた。
尋常ではないその響きに外来を飛び出した瞬間に目に入ったのは、倒れている患者さんの姿。
すぐに呼吸していないのが分かった。
脈も触れない。
心肺停止だ!
その中年の患者さんはたいした基礎疾患がなく、今回は発熱で受診。
インフルエンザの結果がでるまで、隔離のためバックヤードで待機していた矢先のことだった。
たまたま前を通った師長が呼吸状態がおかしいのに気づき、僕を呼んだのだ。
原因は分からないが、救急処置開始。
看護師たちは昨日救急の勉強会に出席し、今朝その手順を話し合っていたこともあり、対応は早い。
心臓マッサージが効いて、すぐに呼吸再開。
AEDが反応して、2度のカウンターショック後には心拍も戻り、血圧も上昇した。
救急車を呼び、労災病院に搬送した。

処置が早くて大丈夫だと思っていたが、本日家人が来院し、「話ができるぐらいに回復しました」と教えてくれた。
結局、原因は突然死の原因となるブルガータ症候群らしい。
突然の不整脈で心停止がおきたようだ。
今までドックでも心電図の異常は指摘されておらず、事前の診断は困難とのこと。

それにしてもいくつもの偶然が重なってこの方は助かった。
まず院内で心停止がおきたこと。
偶然看護師が呼吸状態がおかしいことを発見したこと(この時は心室細動で心臓停止と同じ状態だったはず)。
すぐに僕も看護師も対応できたこと(発見が数分遅ければ助からなかったか、脳に重大な障害を残しただろう)
院内にAEDを設置していたこと(おいていないクリニックのほうが多い)。
これらの偶然が重なって、助かったのだ。

まさに奇跡の生還だと思う。
開業して以来、AEDを使ったのは初めて。
というかこんなことは初めてだった。

搬送のために、待っていた外来の患者さんには迷惑をかけたが、ほとんどの方が午後もしくは翌週に再受診してくださり、「たいへんでしたね」とねぎらってくださった。
ご迷惑をおかけしました。

遅れてでてきた時差ボケ 2017/10/20
今回のアフリカは飛行機がとれず、やむをえず講演前1週間の帰国になった。
帰国し、PM9に自宅に戻った翌日には100人の外来と3人の内視鏡検査。
講演準備や写真整理などのPC作業、軽いウイルス感染と運動後の背部痛なども加わり、帰国後しばらくはとても元気だったのだが(過去最高にハードなサファリだったが)、さすがに時差ボケと全身倦怠感が出てきた。
「年のせいかな」と思ったが、思い返せば30代、40代のころはもっとひどかった。
帰国後、無理を続けていたので本調子になるのに1か月かかっていた。
今回は講演やハードなサファリなどが重なって負担になったのだろう。
以後、ここまでハードなスケジュールはやめにしよう。
2週間たって、やっと回復してきた。

帰国後初外来 2017/10/08
6日の夜に帰国し、7日は1日外来日。
しばらく休んだので当然混んだ。
午前中だけで70人以上。
午後に3人内視鏡をおこない、午後の外来も30人余り。
2週間ほとんどしゃべらない生活だったのでさすがに声が出にくく、終わった時は疲れていたが、帰宅してすぐに回復。

時差ボケもほとんどなく、気持ちの切り替えも万全。
年はとってきたが、昔よりはるかに自己管理が上手くなってきたため、疲れにくくなっている。

タンザニアから帰国 2017/10/07
昨日タンザニアの取材から帰国しました。
今まではいつも雨季に訪れていたタンザニア。
初めて乾季を経験しました。
ドライバーがロッジで休むよりフィールドにいるほうが好きということで、13日中11日がフルデイサファリ。
かなり過酷のサファリでしたが、疲れ知らずでした。

乾季のタランギレ国立公園は最高でした。
2000頭以上がバッファローの大群が砂埃をあげながら崖を駆け下りながら川を渡りました。
ゾウもよかった。
ゾウでは過去最高の作品が撮れました。
ツェツェバエに刺されまくりましたが・・・・・。

乾季のセレンゲティ国立公園はカラカラの乾燥状態。
それでもライオンが良かったし、一日降った豪雨の中のゾウの親子の写真が撮れました。
詳細はいずれ写真入りで取材日記として掲載します。

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